今回は恋愛や結婚などについての投稿が話題を集める「ゆり子」氏にご寄稿いただきました。
テーマは「初デートでのお店のセレクト」について。
デートは約束するのがゴールではなくスタート。
そして大事なのがどんな場所でデートするかです。
場所の選び方は、関係の深め方にも大きくかかわるポイント。
どんな事を考えてデートの場所を選んでどう振る舞えばいいのか、ゆり子氏に教えていただきました。
マッチングアプリで恋人探しを成功させたい男性は、ぜひ参考にしてほしい内容です。
新婚DINKsの27歳会社員。
恋愛、結婚、キャリア、美容、ライフスタイル等について気の向くままにツイートした結果、なぜかマシュマロがお悩み相談室と化している。
Twitter:@dilettantelily
※ここからが、ゆり子氏にご寄稿いただいた内容です。
もしもマッチングアプリで気になる女性と出会い、
初めてデートすることになったら、どうしますか?
大抵の場合は、「今度一緒にご飯に行きませんか?」という話になるはずです。
そして実際、初対面の場合はお食事デートがおすすめです。
例えば、お互いに映画鑑賞が趣味という話で盛り上がり、「一緒に映画を見に行こう!」という話になったとします。
もしその映画が期待外れでつまらないものだった場合、上映終了後、とてつもなく微妙な空気になることは間違いありません。
好きなものが一致しているからといって、それが初デートの最適解とは限らないのです。
というわけで、まずはお互いを知るためにも、食事をしながらたっぷり会話できるお食事デートが無難と言えるでしょう。
ただしTwitterでは「デートにサイゼはありえない」「初デートでガチな店・・・引くわ・・・」等々、デートの店選びに関する論争が頻繁に繰り広げられており、
(じゃあどんな店ならいいんだよ!!!!)と頭を抱えている男性も少なくないと思います。
というわけで本日は、気になる女性とマッチングした際、限りなくリスクを回避して成功確度を高めるお食事デートのお作法についてお伝えしていきます。
※あくまで気になる女性と真面目に恋愛するための指南であり、ヤるため・モテるためのテクニックやハックではありませんので悪しからず。
事前予約はマスト
まず、お店選びをする前に大事なことを一言・・・お店は絶対に事前予約してください。
何の予約もせず「〇日〇時に恵比寿駅西口で!」は論外です。
そんなことをしようものなら、一緒に店を探して街を彷徨い、気まずい時間を過ごす羽目になることは間違いありません。そうなったらもう、店に入る前からデートは失敗です。
運よく空いている店を見つけたとしても、予約なしですぐに入れる店にデート向きの良店は少ないため、その日のデートが成功する可能性は限りなく低くなるでしょう。
ノープランで「今日はここにしてみよっか♪」という選び方をしていいのは、付き合ってしばらく時間が経ったカップルだけです。気を付けてね。
また、 「(予約はしてるけど)お店は当日のお楽しみ」パターンも最悪です。
どんな店なのかによって女性の服装は変わるので、事前に教えてもらえないのは困るし、初対面でどこに連れていかれるか分からないなんて怖すぎます。
ドタキャンされても文句は言えません。
そういうわけなので必ず事前予約はするようにしましょう。
ちょうどいい店の選び方
では実際、どんなお店をどのように選ぶとよいのでしょうか?
- カジュアルすぎずフォーマルすぎない雰囲気のお店
- 客単価は5,000〜8,000円クラス
- 複数のジャンルで口コミサイトのURLを送って提案
「ご飯に行きましょう」となった際、いきなり、 「何食べたい?」と聞き始める男性は非常に多いですが、これはすごく困ります。
無数にある選択肢の中から何かを選択することは、多くの人間にとってストレスになるからです。
あらかじめ複数のジャンルで候補を提示し、その中から選んでもらう方式をおすすめします。その方が相手も選びやすいですし、0からあれこれ話し合うより効率的にお店を決定することが出来ます。
そしてお店の候補を提示する時は、カジュアルすぎずフォーマルすぎない雰囲気のお店を選んでください。
相手がいわゆる飯モク女であれば、「お寿司食べたい♡」「フレンチ食べたい♡」と、高価格帯のミシュラン店を希望することもあるかもしれませんが、
一般的な初デートでいきなりそんなお店に連れていかれたら、普通の女性は引いてしまいます。
初対面でナイフとフォークをカチャカチャさせてフルコースを食べても、打ち解けることは出来ません。
ただ飯モク女の腹が満たされて終わります。
そのため、記念日デートに使われるようなお店ではなく、静かすぎず、少しガヤガヤしているお店の方が、肩ひじはらずに会話を楽しむことが出来てちょうど良いと思います。
客単価で言うと大体5,000~8,000円程度。
東京都心で働く男女にとっては安すぎず高すぎない価格帯ですし、そういった“ちょうどいい”お店が多く点在しているラインです。
※なお、駅から10分以上離れているお店や、薄暗くムーディーな雰囲気のお店はヤリモクを疑われる可能性があるので避けてくださいね。
・・・はい。
これらの条件で絞り込んで口コミサイトの上位から探せば、きっと“ちょうどいい”お店が見つかると思いますが、
それでも「いやわかんねーよ!結局それってどんな店だよ!」という人のために、個人的にカジュアルな初デートにちょうどいいなと思っているお店を参考までに載せておきます。
(場所が恵比寿に偏ってしまった・・・さすが男と女の街ですね)
さて、複数のジャンルで候補のお店を決めたら、相手の女性に口コミサイトのURL付きで提案してください。
口コミで評判の良いお店であればデートへの期待値も自然と高まるので、これを利用しない手はありません。
そして最後に、お店が決まったら、当日は駅集合ではなくて店集合にしてください。
店探しで街を彷徨うのと同じく、駅から店まで数分間並んで歩くのは気まずいし、駅で初対面の相手を探すなんて至難の業なので、お店で席に案内されて「はじめまして~」が一番スムーズです。
自分の話したいことを話してはいけない
さあ!良い感じのお店を予約した!いざお食事デート開始!
当日の肝となるのはもちろん会話なわけですが・・・
まず最初にお伝えしたいのは、男性がデートで面白い会話をしてその場を盛り上げようと意気込む必要は全くありません、ということです。
リスク回避の観点で大切なことは、「つまらない話をしない」ことです。
初デートとは、あくまでも自己開示をし合って、お互いの相性を確かめる場面です。
あなたはお笑い芸人ではないし、女性を楽しませるために召喚されたわけでもないので、軽快なトークで相手を惹きつける必要は全くありません。
むしろ、話慣れてもいないのに、変に意気込んでぺらぺら話をする方が失敗すると思ってください。
では、つまらない話とは何でしょうか?
まず 絶対ダメなのは武勇伝&苦労自慢 。
「学生時代ビジコンに出た時に~~」「俺も新卒の頃はめちゃくちゃ仕事忙しくてさ~~」「親の代わりにローン支払ってて・・・」
等々、聞いてもいない苦労話(や、それに見せかけた武勇伝)をし始める男性は沢山います。
おそらく無意識レベルでこの手の話をしている男性も多いとは思いますが、意識して我慢してください。
初対面の男性の苦労話なんて、知らんがな。という感じであり、誰も興味ありません。
次に 趣味の話。
お互いに同じジャンルのオタクというわけでもない限り、自分の趣味の話はやめておくべきです。
私のTwitterにも「男性から○○(趣味)の話をよくされるのですが、まるで興味がなく話についていけません。どうしたらいいですか?」
という相談が数多く寄せられます。
それくらい相手の女性は困っています。
あなたの好きなアニメや漫画やスポーツや雑学の話なんて誰も興味がないんです。
それを熱心に聞いてくれるのは既にあなたにメロメロの彼女だけです。
では何の話をすればよいのか。
普通の話をすればいいのです。
会話はラリーなので、仕事の話、学生時代の話、恋愛の話など、基本的に“お互いに話せる”話題であればなんでもOKだと思います。
例えば、相手がどんな仕事をしているのか、詳しいところまでは興味がなくても、まず「何者なのか(何をやってる人なのか)」は誰だって興味があります。
社会人同士であれば、日常の7-8割を仕事に割いているわけなので、まずはそういった身近な話から始めると良いでしょう。もしかするとそこから共通点が見つかって話が広がるかもしれません。
どんな話をするにしても、一方的に話す/話させるのではなく、相手の話をよく聞いて、「会話をする」ことを心がけることが大切です。
お会計は最大限スマートに
これについては散々論争が繰り広げられていますし、今更言うまでもないことですが、、、初回は絶対に奢ってください。
会ってみて、「うわ、ないわー」と思ったなら別に割り勘で構いませんが、「いいな、また会いたいな」と思ったなら、奢らない理由がありません。
割り勘にすることで、
- 「この人は自分に好意がないのかも」と思われる
- ケチな男だと認識されて競争力が下がる
などのリスクはあっても、それがプラスに働くことは早々ないからです。
そして、最初からそのリスクをとらなければならないほどお金がないなら、そもそもデートなんてしている場合ではない。
そして出来れば、目の前で払わない方がベターです。
目の前で会計を頼み、カードや現金を店員に渡し、横から「払います」と言う彼女に「いいよ、ここはごちそうさせて」などと言う・・・全く意味のない茶番です。
払う気があろうとなかろうと、目の前で会計のやりとりをされるのはとても気まずいもの。
最後の最後で相手を居心地の悪い気分にさせてどうする。
定番ですが、相手がお手洗いに行っている間に払ったり、お手洗いに行く振りをして払ったりした方がスマートです。
「なんでそこまでしないといけないんだ」と思う方もいるかもしれませんが、これらはあくまで「気になる人との初デートを成功させるためのお作法」なので、やりすぎということはありません。
繰り返しになりますが、会ってみた結果、好きになれない女性だったらきっちり割り勘して帰っても構いません。
また、後から、「申し訳ないです、払います」と言われたとして、 「また会ってほしいから今日はご馳走させて」「今度コーヒーでも奢ってくれる?」などと言うのもやめましょう。
ご飯を奢ることの対価にもう1度会うことを要求しているように感じられ、余裕がない男に見えてしまう可能性があります。
ギブ&テイク、等価交換である感じを出しても特に良いことはありませんし、お返しにホニャララ~というのは、施された側が自発的に言うことであって、施した側から要求することではありません。
金銭的負担をした上にポイントを下げるなんて損でしかないので、「この程度の会計は全く些細なことに過ぎない」という態度をとっておいた方が良いと思います。
たとえ食い下がられても「今日はすごく楽しかったから^^」でOKです。
デートの基本は「ジェントル&スマート」
まとめると、リスクを限りなく回避するデートの基本は「ジェントル&スマート」です。
小手先のテクニックは必要ありません。
相手のことを思いやり、紳士的に、スマートに対応することを心がける。
これこそが、成功確度を高めるセオリーです。
女性は相手のことを減点方式で見てしまいます。
特にマッチングアプリで知り合った初対面の相手なら尚更です。
そんな初デートを成功させるためには、「減点させる余地を限りなく減らす」ことが重要。
例えば「好きな人と一緒なら公園で缶ビールを飲むだけで幸せ」と考える女性も、初対面からどんなデートでもいいわけではありません。
「初デートから激安チェーン居酒屋&割り勘でOK」という女性は少数派です。
大好きな人だからこそ、「どんなデートでもあなたと一緒なら幸せ」となるわけなので、最初からそういったデートをするのはリスクが高すぎます。
素敵な女性と付き合うために必要なことは、まず自分が素敵な男性になることです。
あなたがもし、素敵な女性に出会い、真剣にお付き合いをしたいと望むなら。
試し行為やくだらない駆け引きなどせず、「ジェントル&スマート」を心がけて接してください。
それこそが、最短・最速の恋愛必勝法だと私は思います。