今回は京大生ホステスとしても話題の「灯諸こしき」氏にご寄稿いただきました。
テーマは「交際前の体の関係はアリか?ナシか?」について。
付き合う前に体の関係があると、長く続かないイメージがある人も多いはず。
ですが灯諸こしき氏曰く、女性こそ関係を長続きさせたいなら交際前に体の関係を持っておくべき、とのこと。
その目からウロコの理由について、詳しく解説していただきました。
これから恋愛していきたい女性には、ぜひ一読してほしい内容です。
現役京大生でありながら、祇園の高級クラブでホステスとして働く20代の女。
趣味は男女関係の観察・分析。仕事柄身についた対人テクニックを恋愛に応用する手法をSNSで発信している。
Twitter:@toumorokoshiki
※以下からが、灯諸こしき氏にご寄稿いただいた内容です。
初めまして、現役京大生&祇園ホステスの「灯諸(とうもろ)こしき」(Twitter:@toumorokoshiki)です。
私は昼間は京都大学に通う学生ですが、夜は京都の花街・祇園で高級クラブホステスとして働いています。
ホステスとして働く中で身についた人間関係や恋愛のノウハウをSNSで発信したり、本を出したりしています。
巷にはたくさんの恋愛ノウハウが溢れていますが、その中でも私が長年疑問に思っているものが1つあります。
それは 「男性から大切にされたければ、付き合ってからしばらくの間はヤらせるな」 という女性向けの恋愛指南です。
実に多くの書籍や記事に、この手の内容が書かれています。
しかし、本当にそうでしょうか?
私自身の経験や、多くの男女の恋愛関係を観察・分析していると、 「むしろ女性側こそ、交際前のセックスに積極的になるべきだ」 と感じるのです。
ここではその理由について、論理的に解説していきます。
目次
女性がセックスをおあずけしても、全然意味がない理由
セックスって、女性から男性に一方的に提供するものではありません。
「私のことを本気で好きな男だけにヤらせてあげる、とっておきのご褒美」という感覚は、この令和の時代には相応しくないと思います。
セックスって、2人で協力して行う、とても幸せな行為です。
女性側がその権利を振りかざすものでも、自分の価値を吊り上げるダシに使うものでもありません。
もちろんセックスだけを狙ってやってくる男性も中にはいますが、それでもセックスをするかしないかを決めるのは、自分の意思だけであっていいと思うのです。
自分がしたいと思ったら、する。したくないと思ったら、しない。
これだけの話であって、そこに歪(いびつ)な駆け引きは不要です。そんな女性はモテません。
仮にセックスをした途端、相手の男性が音信不通になったとしても、
「アイツ、見る目ないなー。まぁセックスは楽しかったし、私もしたかったから、いっか!タイプの男と一晩寝れてラッキー」
こう考えるべきです。
そのくらい自分に自信を持てていないのならば、そもそも誰ともセックスするべきではありません。
なぜならこの世の中には、セックスのために好きでもない女性を何ヶ月も待てる男性もいるからです。
中々落とせないゲーム性だけを楽しんで、ゲームをクリアしたら次に行く。
もちろん、この間の満たされない性欲は他の女性で発散します。
実際に、私の友人で処女の女性(20代前半)が、その手の男性に捕まってしまったことがありました。
彼女はその男性と数ヶ月交際し、ようやく体を許した直後に「セックスが良くなかったから」という理由で振られてしまったのです。
つまり、相手の男性がセックス目的かどうかを知るには、実際にセックスしてみる他にないということです。
セックスをした後の言動からしか、相手の本心は分かりません。
某有名芸人さんも言っていましたが、【好き−セックス=愛情】です。これが男性の愛の方程式なんです。
セックスをした後でしか、男性の愛情は測れません。
セックスをする前にどれだけ好意を確認しても、それは"セックスへの期待を含んだ好意"でしかないのです。
男性にとって最も嬉しい女性からのことばは、「あなたのことが好きだから、したい」
そもそも音信不通にされた途端に 「やっぱりセックスしなきゃ良かった!」 「ヤリ逃げだ!」 と騒ぐような女性は、どんな男性から見ても魅力的ではありません。
セックスを"自分の意思で行うもの"ではなく、"相手に要求されて応じるもの""男性にご褒美として与えるもの"だと考えているからこそ、「逃げられた」という発想が生まれます。
つまり、セックスに対して主体性がないんですよね。
世の中的には 「セックスに主体的な女はヤリマンだ」 という謎の風潮がありますが、私はセックスに受動的な女性こそがヤリマンだと感じます。
だって、自分の意思と関係がないところで、セックスできるわけですから。
- 「彼の好意を感じられたから」
- 「○ヶ月間も待ってくれたから」
- 「この恋は本物だと思うから」
そんな理由でセックスをするのって、他人本位でカッコ悪いし、あまりにも自分が無さすぎると思います。
そしてこの手の思考回路は、男性からすると、正直興醒めです。
男性にとって最も嬉しい女性からのことばは、「あなたのことが好きだから、したい」です。
長期間おあずけ出来ちゃう冷静さや、相手を試すような言動は、男性からするとガン萎え以外のなにものでもありません。
そもそもセックスを恋の駆け引きに使ってくる女性というのは、男性から見ると「どう考えても手慣れた女性」です。
あるいは、「過去にヤリ逃げされたトラウマでもあるのかな…」です。
実際、私の身の回りのどの男性に訊いてもそうでした。
普通に生まれて普通に育った処女でもない成人女性が、交際後すらセックスを長期間拒絶するのは、男性からすると"すごく違和感を感じる行為"なんです。
相手の男性によっては 「付き合ってすぐにセックスしないなんて、ちゃんとした子だな…」 というプラスの評価を付けてくれるかもしれません。
ですが、中には 「この子は俺とセックスしたいと思えないんだな…性欲も無さそうだし、彼女としては残念かも。将来セックスレスになりそうだから、さっさとセフレでも作っておくか」 というマイナス評価からの不幸な事態になることだって十分考えられます。
女性が肉体関係を何度も拒絶する行為は、男性に「カップルでセックスを楽しむ良い関係は築けなさそう」 というガッカリ感を与えてしまいかねないのです。
女性のおあずけ思考には、男性側のそんな気持ちや、浮気のリスクが一切考慮されていません。
"性欲が弱くセックスに積極的じゃない(フリをしている)彼女"って、男性からすると 「残念、ハズレ」 でしかないのです。
セックスを人質に取らなければ不安を感じるような男に、時間を使う必要ある?
そもそも"セックスをすると離れていく懸念があるような男性"ならば、さっさと肉体関係を持ってその後の言動を観察したほうが効率的です。
時間は誰にとっても有限ですが、中でも婚活中の女性であれば、「1日でも早く結婚相手を見つけたい」と考えている人も多いですよね。
そんな時期に、セックスを人質に取らなければ不安を感じるような男性相手に、何ヶ月間も時間を使う必要があるのでしょうか?
むしろ早い段階でセックスをして、男性側の本気度(セックスを抜きにした愛情)を知るほうが、時間を有効に使えます。
だって、セックスしたくらいで女性への愛情がなくなる男性、欲しいですか?
未来の結婚相手にしたいですか?
自分の子供の父親にしたいですか?
私なら、そんなクズはお断りです。
だからさっさと損切りします。時間を使うのが惜しいです。
いいですか。
セックスは減らないけれど、時間はどんどん減ります。
前述したように、男性側の正直な感覚は、【好き−セックス=愛情】
これが真実なんです。
セックスをしないことには、いつまで経っても本当の愛情の量を知ることは出来ません。
時間では分かりません。
それを知る方法は、相手とセックスをすることだけです。
▼ むしろセックスを利用すれば、本気の男だけを炙り出せます
世の中には『先にセックスしたら付き合えません!簡単にヤらせるな!』みたいな女性向けのノウハウあるけど、男側が本気だったらセックスのタイミングは関係ないよ。
むしろセックスだけを目的に交際を迫る輩を排除できて良いスクリーニングになる。セフレでは満足できないガチ男を炙り出せるんだよ。
— とうもろ こしき (@toumorokoshiki) August 27, 2020
自分に自信のある女性は、"セックスのおあずけ"をする必要がない
もちろん、だからと言って、誰とでもセックスしましょう!と言っているわけではありません。
いくら避妊をしても性病や妊娠のリスクはありますし、体を使う前にまずは脳みそで異性をジャッジする必要があります。
そして婚活中の女性がセックスをするべきなのは、「この人と付き合いたい」と思えるほどに好意を持った男性だけです。
一目惚れしやすい恋多き女性であれば別ですが、一般的に女性が男性を好きになる機会は、そう年に何度もありませんよね。
そうして選んだ相手に対して「セックスをしたら離れていくかも…」と怯えて"おあずけ"をするくらいなら、その前段階である自分の見る目(異性をジャッジする脳みそ)を鍛えるべきだと思うのです。
あるいは、セックスをした程度じゃ離れていかないくらい魅力的な女性になるよう努力すること。
そうでなければ、どれだけセックスを振りかざしても同じことです。本質的じゃないので、意味がありません。
そもそも自分に自信を持っている女性は、交際前であっても男性と積極的にセックスをするタイプが多いです。
自分が男性を選ぶ立場だと思っているから、セックスのおあずけ(=自分の価値の低下に怯える行動)などする必要がないのです。
むしろ相手の男性とのセックスの相性を確認して、合わないと判断したら自分から去るケースもあります。
分かりやすく言うならば、"女性側がヤリ逃げする"のです。
交際前にセックスしても追われる女性の特徴
おそらく 「交際前にセックスをするなんて、絶対にダメだ!」 と考えている女性のほとんどは、
- 「付き合う前に体の関係を持つと大事にされない」
- 「そんなことをすれば、男性にヤリ逃げされて関係が終わる」
- 「本命彼女に選ばれない」
などと考えていると思います。
でも、自分に自信のある女性の考え方は逆です。
「セックス後にあなたと付き合うかどうかは、私がジャッジする」 と考えているのです。
男性とセックスをした途端、まるで街中で身ぐるみを剥がされたかのように不安な気持ちになる女性はとても多いです。
私のすべてを彼に提供してしまった!最後の最後に取っておいた、とっておきのご褒美を与えてしまった!もう価値がないと思われるかもしれない!
私も実際にこう感じた経験があるので分かります。
セックスをダシに相手をコントロールしてきたからこそ、それを奪われた途端に関係が不利になるんですよね。
そしておあずけを食らってきた男性側もそのことを分かっているので、急に態度が一変したりします。
いわゆる「釣った魚にエサをやらない」ってやつです。
一方で、セックスをダシにせず、セックスをした後でも 「あなたと交際するかどうかは、私が決める」 というスタンスを崩さない女性は、男性から一気に追われます。
- 「俺のセックスが不満だったの!?」
- 「女はセックスしたら男を必ず好きになるんじゃないの!?」
- 「セックスは出来たのに、心は手に入ってなかったの!?」
こう感じた男性は、不安になってどんどんその女性に夢中になります。
私自身、今の彼とは交際前にセックスをしましたが、むしろそのおかげで彼の好意がぐんぐん育っていきました。
▼ 実際にはこんな状況でした
今の彼氏に告白されてから付き合うまで、1週間ほど交際を保留にしてセックスだけを楽しむというクズ行為を私はしてたんだけど、今思えばその頃が1番楽しかった。
「俺のどこがダメなの?」
「他にいい人がいるの?」
「あと5回デートするまでに返事をちょうだい」って必死な様子が尊くて。
— とうもろ こしき (@toumorokoshiki) August 27, 2020
交際前セックスでしか得られない、女性にとって重要なメリット
ここまで、以下の3つの理論を説明してきました。
- セックスのおあずけは意味がない。男性の愛情は、セックスの後にしか測れない(好き−セックス=愛情)
- 早い段階でセックスをして男性側の本気度を知るほうが、時間を有効に使える
- 自信のある女性は、むしろ自分から積極的にセックスをして相手を選ぶ
それでもまだ 「いいや、絶対にセックスはおあずけにすべきだ。交際前なんて言語道断!」 と考えている女性に向けて、【交際前セックスでしか得られない、女性にとって重要なメリット】をご紹介します。
それは、
- 相手の男性の性欲レベル(セックスをする頻度・回数・時間 etc.)を知ることができる
- セックスの質(前戯の有無・早漏か遅漏か etc.)を知ることができる
- 男性器のサイズを確認することができる
という3点です。
これにより、交際後の相手とのセックス事情を、事前に知ることが出来るというメリットがあります。
たとえば多くのカップルの場合、セックスの頻度は男性側の性欲の強さに依存します。
女性側が週に3回したいと思っていても、男性側が「2週間に1回でいい」と思っている淡白なタイプの場合、希望の頻度でセックスすることは不可能です。
そのため、交際後は求められないことに悩んだり、セックスレスで苦しんだりします。
実際に私自身、交際して数ヶ月後に初めてセックスをした男性がいましたが、「セックスは疲れるから、月に1回以下でいい」と言われてしまい、数年間苦しんだ経験があります。
彼の人柄は大好きでしたが、セックスだけがどうしても合わず、何度も何度も泣きました。
一方で、女性側が「たまにしかしたくない」と思っていても、男性側が性欲の強いタイプだった場合、その価値観のズレから浮気をされてしまう可能性もあります。
交際相手の性欲レベルを事前に確認しておくことは、女性にとって非常に重要だと思うのです。
同様に、女性が感じるセックスそのものの満足度も、男性側のセックスの質にかなり依存します。
たとえば、交際後に相手の男性が信じられないほど早漏だということが発覚してしまった場合、もうセックスを十分に楽しむことはできませんよね。
「本当は満足できないけど、もう付き合っちゃったから仕方ない」…こう思いながら、死ぬまで彼とだけセックスをし続けるわけです。
もっと残念なケースもあります。
私の友人の話ですが、いざ付き合って男性のズボンを脱がせたところ、見たことがないほど小さな男性器が現れたそうです。
彼女は「入っているのか入ってないのか、本当に全然分からなかった」と言っていました。
そうして折角交際したものの、セックスを理由にすぐに別れたそうです。
以上のように、女性のセックスの満足度は、男性側の特性にかなり依存します。
浮気をするつもりのない女性なら、それがどれだけ重要なことか、分かりますよね。
女性にとって"交際前にセックスまで確認しておくこと"は、男性以上に重要なのです。
▼あなたなら、セックスを犠牲にして交際を続けますか?
ついでに言うとセックスの頻度は男の性欲の強さに依存するし、いざ付き合ってズボン脱がせたらチンコが残念すぎて別れたという事例も何度か聞いたことがあるから、女にとって先にセックスまで確認しておくことは男性以上にめちゃくちゃ重要だと思う。
— とうもろ こしき (@toumorokoshiki) August 27, 2020
まとめ
- セックスのおあずけは意味がない。男性の愛情は、セックスの後でしか測れない
- 早い段階でセックスをして男性側の本気度を知るほうが、時間を有効に使える
- 自信のある女性は、むしろ自分から積極的にセックスをする
- 交際前セックスは、交際後の相手とのセックス事情を事前に知ることが出来るというメリットがある
以上のことから、私は女性に交際前セックスをススメます。
「付き合ってないのにセックスするなんて、ヤリマンだ」 「女は性に対して受け身であるべきだ」 なんて古い偏見は捨て去って、長く付き合える男性を選ぶために自主的な行動を取っていきましょう。
文:灯諸 こしき