今回は、恋愛・就活について数多くの書籍を出版する「トイアンナ」氏にご寄稿いただきました。
テーマは「好きな人ではなく、どうでもいい人からモテる理由」について。
いつの間にか全然眼中になかった人から好意を寄せられていた・・・そんな経験がある人もいるはず。
本命の人がいる時に興味ない人に好かれたら、なぜか後者と引っ付けられそうなムードになったり・・・。
実はその状況、自分自身で作り出していたものなんです。
そんなどうでもいいモテを切り捨てて、本命の人から愛される方法をトイアンナ氏にご解説いただきました。
全女性必見のテクニックを学び取りましょう。
トイアンナ
慶應義塾大学卒。
P&Gジャパン、LVMHグループでマーケティングを担当。
独立後は主にキャリアや恋愛について執筆しつつマーケターとしても活動。
書籍『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門』や『確実内定』など。
ブログ「トイアンナのぐだぐだ(http://toianna.hatenablog.com/)」
Twitter(https://twitter.com/10anj10)
書籍
恋愛障害 どうして「普通」に愛されないのか?
モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門
er-ビッチ先生が教える 一緒に気持ちよくなれるセックス講座 など
※以下からが、トイアンナ氏にご寄稿いただいた内容です。
「好きな男から愛されず、どうでもいい男からばかり言い寄られます」
って、当たり前じゃあないですか。
あなたにとって、どうでもいい男は人口の99.9%で、好きな男は0.1%くらいでしょう。
そりゃあ、0.1%から告白される可能性の方が低いでしょうね、確率的に!
っていう、確率の話は今日やめておきましょう。
なぜなら、恋愛は単純な確率でできていないからです。
目次
好きな人と結ばれるのが確率の問題だったら、話は単純だった
もし、恋愛が単純な確率でできていたら、世界はもっと単純でした。
ただ、口説いて、口説いて、口説きまくればいいのですから。
確率とは「ある一定数チャレンジして、期待通りの成果がどれくらい出るか」をあらわしたもの。
もし「あなたが気になる男性と付き合える確率が10%」なら、10回告白すればいいんです。
でも、世界はそうできていません。
狙った男をやすやすと落とせる女性と、何度告白しても振られる女性がいます。
その違いは、大きく分けて3つ。
好きな人の条件が厳し過ぎる
「どうでもいい人からばかりモテる」のは、好きな人が少なすぎるから……かもしれません。
たとえば、こんな条件を好きな人に求めていないでしょうか。
- デートでエスコートができる
- 身長170cm以上
- 年収は普通以上
- 学歴も普通以上
- 性格は穏やかで、優しい
- 話が面白い
これは「一見高望みには見えないけれど、実は条件をそろえられる人が全然いない」リストです。
1つの条件を満たす人はたくさんいるのですが、どんなにユルい条件でも全部そろえば人数は減ります。
これでは、いくら「どうでもいい人からモテても、好きな人からは愛されない」でしょう。
そもそも、 好きな人の条件が厳しすぎるのです。
好きな人の前であからさまに「好きオーラ」を出している
- 好きな人の前でだけ、カチコチに緊張して話せない
- 好きな人からデートに誘われても、恥ずかしすぎて避けてしまう
- 好きな人と「どうでもいい人」の間で、態度が激変してしまう
1つでも当てはまるなら、それだけであなたは「好きな人からモテない」オーラを出しています。
男女問わず、恋愛では「モテている人が、もっとモテる」仕組みがあります。
1度モテれば人気がある人に魅力を感じた、さらに多数の人が好きになるのです。
「あなたと別に付き合わなくても他に候補はいるけど、あなたといると楽しいんだよね」と言われるのが、一番嬉しいわけです。
その逆が「あなたしかいないの」と必死にすがる姿。
ですが、本命相手には誰しも「あなたしかいないの」と、好き好きオーラを出してしまいます。
そういうものです。
そして、相手にそれがバレると、一気にモテなくなります。
だから、百戦錬磨のモテ女子だって、本命にはこっぴどく振られることがあるのです。
どうでもいい人を拒絶しない「優しすぎる」性格
ここまでは、好きな人から愛されない理由ですが、次はどうでもいい人からモテる理由。
それは、 「断れない性格」「優しすぎるキャラクター」にあるかもしれません。
あなたは、飲み会に参加しました。
そこで泥酔してつぶれた男性が出てしまいました。
彼とは知り合って数回で、1対1でご飯をしたことはありません。
ですが、もう終電がありません。
あなたは、その人を家に泊めますか?
そこで「あるかも」と思ったなら、あなたは「優しすぎる」のかもしれません。
彼が襲ってくる可能性はないから……とか、そのままじゃ熱中症や凍死するリスクがある……。
とかじゃないんです。
だってあなたは、彼をビジネスホテルへ放り込んでもいいし、
救急車を呼んでもいいし、
タクシーに放り込んだっていいんですから。
(最後のは、運転手さんがかわいそうなので私もためらいますが)
どうでもいい人を、助ける優しさは、時に「どうでもいい人からのモテ」に繋がります。
あなたがもし恋愛でいざこざばかり起きていて、なんでこんな目に……と思っているなら。
もしかすると、優しさが自分に不運を引き寄せてしまっているのかも。
好きな人から愛されて、どうでもいい人からモテないために
では、好きな人から愛されて、どうでもいい人からはモテないためにできることは何でしょうか。
ここから、いくつかヒントをお渡しします。
好きな人候補を増やす
まず、ときめきのスイッチをもっと多数の男性に入れましょう。
好きな人の候補がもっと増えれば、本命になれるチャンスはどんどん上がります。
それに、好きな人候補が多数いると「好きかも」という感情に慣れていくのです。
「この人が好き」
「この人も好き」
となれば、ドキドキしっぱなしでも心臓がもちません。
「好きな人候補」が多いと、少しずつドキドキにも慣れ、好きな人の前でも自然にふるまえるようになります。
どうでもいい人には「ここまでしか優しくしない」と決める
どうでもいい人に優しくしすぎると、相手にも自分にもよくありません。
どうでもいい人には「ここまでしか優しくしない」というボーダーラインを、自分の中に引きましょう。
もし、 周りから優しすぎると言われた経験があるなら、あなたは要注意です。
もちろん、あなたに非がなく一方的に好かれることはあります。
ですが、ある程度話が通じる相手なら恋の芽を摘むこともできるのです。
- 「ご飯ですか? みんなで行きたいですね!」
- 「好きな人がいて、〇〇さんなんですけど」
- 「今は恋をする気分じゃなくて」
など、さまざまな話題で恋愛フラグをバキバキにへし折っておいてください。
それが相手のためなのです……。
終わりに……好きな人から愛されるために
ここまで、好きな人から愛され、どうでもいい相手を上手にはじく方法をお伝えしてきました。
好きな人候補を増やしつつ、脈がない人には上手にお断りする。
それだけであなたの恋愛は確率の世界を抜けられます。
あなたの恋路がうまくいきますよう、応援しています。