今回はマッチングアプリのプロフィール添削などを行う「おとうふ」氏にご寄稿いただきました。
テーマは「ヤリモクの見分け方」について。
いいなと思った男性に体を許したら、その後相手との関係が進展しなくなった経験がある方もいるはず。
もしかしたらその男性、 体目当てのヤリモクだったのかもしれません…。
そんなヤリモクを避けて、真剣交際できる人を見つけるにはどうしたらいいのか、ご解説いただきました。
ヤリモク男性に苦い思い出がある人もない人も、良い出会いのためにぜひお読みください。

おとうふ
モテないことが長年のコンプレックスで、マッチングアプリのプロフィール研究を重ねた結果、マッチングアプリのPairs(ペアーズ)で都道府県別1位(最高2000+いいね!)を獲得!
今までに出会った男性の数は300人以上。
自身の経験とノウハウを生かして、今までに200件の近くのマッチングアプリのプロフィール作成や恋愛相談の依頼を受ける。
スキルマーケット ココナラの「モテる方法」カテゴリでは、プロフィール添削サービスが12ヶ月以上連続でランキング第1位。
5点中、平均4.9点という高評価を得ている。
Twitter:@o10fusan
※以下からが、おとうふ様にご寄稿いただいた内容です。
- 「出会ったその日にホテルに誘われた。」
- 「付き合おうと告白されて体の関係をもった途端、連絡が来なくなった。」
- 「私にはマッチングアプリ退会したって言ってたのに、アプリで他の女の子とやりとりをしていた。」
みなさんもこのような体験をしたことが一度や二度はあるのではないでしょうか?
そう、恋愛を語る上で切っても切れないのが、この「ヤリモク問題」です。
(※この記事では「体の関係を目的に不特定多数の異性と出会おうとする人」をヤリモクと定義しています。)
近年ではマッチングアプリの普及により、共通の友人がいない「コミュニティ外」での恋愛は当たり前のものになりました。
日頃出会えない人と出会えるというメリットもある一方で、その特性を活かして「もう二度と会うこともないし」「誰にも知られないし」と、
女性をとっかえひっかえして遊ぶ、いわゆる「ヤリモク」の男性も少なくありません。
また、これは男性に限ったことではありませんが、中には恋人や配偶者がいることを隠して利用する人もいます。
そのため、 「既婚者に騙された!」「付き合った男がヤリモクだった!」といった声をあげる女性が後を絶たないのです。
かくいう私も、マッチングアプリを使い始めた頃は数えきれないくらい苦い経験をしました。
✍マッチングアプリ教訓
会う前からタメ語の奴は絶対会うな
写真の40%~60%が来ると思え
最低でも写真は3枚以上見ておく
身長は0.8がけしとけ
顔下半分隠してる奴は9割ブサイク
アイコンの写真は渾身の1枚だと思え
メッセージは長くやり取りするだけ時間の無駄。数日で会え。— おとうふ📛ペアーズの赤ペン先生 (@o10fusan) December 24, 2018
Twitterでは、日々多くの女性から恋愛相談を受けるのですが、その内容のほとんどが「相手の男性がヤリモクかどうかを見極めたい」というものです。
かつての自分と同じように、マッチングアプリを利用する多くの女性が同じような悩みを抱えているんだなと感じて胸が痛みます。
しかし、長い間ヤリモクに悩まされ続けてきた私ですが、実は「ヤリモク」肯定派でも否定派でもありません。
それはなぜかというと、「多くの女性を抱いてみたい」「不特定多数の女性にモテたい」といったヤリモク側の気持ちも、共感はできないものの、理解はできるからです。
それに「ヤリモク」の男女同士が出会う分には何の問題もありません。
問題は、 真剣に交際したくてマッチングアプリを利用している女性が、一部の心ないヤリモクのせいで悲しい想いをしているということです。
そこで、自分の経験を活かして悲しい想いをする女性が少しでも減ったらいいなと思い、この記事を書くことにしました。
- 今までにマッチングアプリで300人以上と出会ってきた実体験
- SNSを通じて知り合った数々の凄腕ナンパ師(ヤリモク)
から得た知見に基づいているので、リアルかつ信憑性のある記事になっているかと思います。
ヤリモクはいると思え
まず、みなさんにお伝えしたいのは 「ヤリモク」は私たちが思っている以上にたくさんいるということです。
「は?こいつ何を言ってるんだ?」と思った方もいるかもしれませんが、つまりこういうことです。
どんなに清潔に見える飲食店でもゴキブリが出ることはあります。
ちょっと酷い例えかもしれませんが、マッチングアプリで真剣に出会いを求める人にとって「ヤリモク」というのは飲食店の客にとってのゴキブリのような存在です。
迷惑以外の何物でもありません。
しかし「ゴキブリを駆逐してやる!!!!」といくらわめき散らしたところでゴキブリを絶滅させることはできないですよね。
どうしてもゴキブリに遭遇するのが嫌なら、限りなくゴキブリが出なさそうなところ(結婚相談所)にお金を出して行くしかありません。
何が言いたいかというと、 マッチングアプリを利用する以上、ヤリモクから完全に逃れることはできないということです。
まずは、この前提条件を理解しておくことが大事です。
無料で気軽に出会えるというメリットがある以上、遊び目的の男性が多いというデメリットもあるということは忘れないようにしなければなりません。
男はヤリモクが10割!?
それでは本題に入りましょう。
まず結論ですが、 残念ながらヤリモクを完全に見極めることはできません。
なぜなら、極端な話「男はヤリモクが10割」だから。
こんな言い方をすると「僕は真面目に探してます!」「私の彼はそんなことないです」という怒りの声が聞こえてきそうですが、私が言いたいのは「性欲なしに恋愛感情は起こりえない」ということです。
よほど性欲がない人を除いて、誰だっていいなと思った人にはもっと近づきたいとか、触れ合いたいと思うのが自然ですよね?
それなのに「すぐに手を繋いできたからヤリモク」とか、「初回のデートでホテルに誘ってきたからヤリモク」と決めつけるのは早計ではないでしょうか。
確かに、中には騙してセックスしてやろうという悪意のあるヤリモクもいるかもしれませんが、純粋に好意をもっているだけの積極的な男性もいるでしょう。
そこで「どうせヤリモクでしょ?」と全て切り捨ててしまっては、自ら素敵な男性との縁を切ってしまうことにもなりかねません。
仮に、相手の男性が真剣に交際したいなと思っていたとしても、そんな風にあらぬ疑いをかけられたら「この子はヤリ捨てでいいか」と感じてしまい、結果的に「ヤリモク」になってしまうこともあるでしょう。
信じられないかもしれませんが、このように 女性が「ヤリモクホイホイ」になってしまっているパターンもあるのです。
また、体の関係をもってから付き合うかどうか決める男性もいれば、相手への感情が恋愛感情なのかただの性欲なのか、自分自身でわかっていない男性もいます。
関係をもたなければ、真剣に交際したいと思っているのか、ヤリモクなのか分からない。
いわば、シュレディンガーの猫状態の男性もいるのです。
このように、一口にヤリモクと言っても様々なパターンがあるため、短期間でヤリモクかどうかを見極めるのは極めて難しいと言えるでしょう。
ちなみに、SNSで散見されるような「昼間のデートにすればヤリモクが避けられる」「ヤリモクでしょ?と聞けばヤリモクを避けられる」等の小手先のテクニックを使っても無意味です。
確かに、遊び慣れていない雑魚のヤリモクには効果を発揮するかもしれませんが、上級者にはそんな手は効きません。
昼間だろうがカフェアポだろうがホテルに連れ込むことはできますし「ヤリモクでしょ?」なんて聞いてしまったら、逆に「この子はイケる」と思われるのがオチです。
さらに、彼らは疑われることにも慣れているので、どんな質問をしようが完璧な答えでかわしてきます。
ヤリモクに勝とうとするのは、武術に長けた人相手に素人が勝負を挑むくらい無謀なことだと考えた方がよいでしょう。
唯一ヤリモクを避けられる方法
ここまでいかにヤリモクが手強いかについてお伝えしてきましたが、女性がヤリモクを避けることは不可能なのでしょうか。
「なーんだ、結局ヤリモクは見極められないのね!」とブラウザバックするのはちょっと待ってください。
唯一ヤリモクを避けられる方法があります。
それは「セックスだけで終わらない女性」になることです。
一度考えてみてほしいのです。真剣交際に発展する女性とワンナイト(セフレ)で終わってしまう女性の違いはなんだと思いますか?
もちろん例外はあると思いますが、「セックス以外の部分でも魅力的だと思えるかどうか」ではないでしょうか。
Tinder婚、知ってますか?
最近マッチングアプリのTinderで出会った人と結婚する、「Tinder婚」の人が増えてきていることをご存知でしょうか?
Tinderといえば別名ヤリモクアプリと呼ばれるくらい、気軽な出会いを求めて登録している人が多いマッチングアプリです。
そんなTinderで出会った人と結婚する人がいるなんて驚きですよね。
恋愛バラエティ番組「あいのり」に出演していたブロガーの桃さんもTinderで出会った男性と結婚したことをSNSで公表しています。
「Tinder婚」から分かることは何かーーーー。
それはヤリモク相手だろうがなんだろうが、その女性にセックス以外の魅力があれば恋愛関係に発展することもあるし、結婚することだってありえるということなのです。
厳しい言い方ですが、恋愛がうまくいかないことをいつまでも男運のせいにして「ヤリ捨てされた!」と被害者面をして騒いでも何も変わりません。
その男性とセックスすることを決めたのは誰ですか?
もし自分じゃないと言うのなら、今すぐ警察に被害届けを出すべきです。
セックス以外の魅力とは
セックス以外の魅力と聞いて「私は見た目が悪いからダメなのか…」と思った方もいるかもしれません。
でもちょっと考えてみてください。
それが事実ならば、見た目の悪い人は真剣交際できないし、見た目のいい人はヤリ捨てされないということになりますが、そんなことはないはずです。
お世辞にも美人とは言えないような既婚者の人もいれば、誰もが認める美人なのにいつも本命になれないと嘆いている人もいます。
では、私たち女性はどうしたらいいのでしょうか。
もちろん外見の魅力を高めることも必要です。
しかし、もっとも大切なのは「自分軸」で生きるということではないでしょうか。
周りに流されず、自分の考えをもって主体的に人生を生きている人は、異性だけでなく同性から見ても素敵ですよね。
そんな魅力的な女性なら男性も本気で付き合いたいと感じるでしょうし、仮にヤリモクが寄ってきても、甘い言葉に惑わされることなく冷静な判断ができることでしょう。
また、「自分軸」で生きられるようになると、依存や固執をしなくなるので自分を大切にしてくれない人とは自然と距離を置けるようになります。
結果、ヤリモクかどうかを見極める必要自体がなくなるのです。
脱ヤリモクホイホイ
不思議なことに「自分軸」で生きると、自分と合う人がおのずと見極められるようになります。
自分を大切にして過ごすことで「なんか嫌だな」と感じる心のセンサーが研ぎ澄まされていくからです。
もし関係がうまくいかなくても、相手のせいにするのではなく、反省すべき点は反省した上で「ご縁がなかったんだな」とスッパリ諦めることができるようにできます。
ヤリモクかどうかを気にして相手の行動に一喜一憂する日々はもう卒業。
「自分軸」で生きる、精神的に自立した大人のいいオンナを目指していきましょう。