新型コロナウィルスは、私たちの「恋活」「婚活」に大きな影響を与えました。
今までは直接会うことが普通でしたが、この状況では安易に会うこともできません。
そこで注目され始めたのがマッチングアプリです。
巷では「マッチングアプリの利用者が減った」「オンラインデートが流行してる」という噂もありますが、実際はどうなのでしょうか?
MEETECHでは、コロナ禍でのマッチングアプリの使い方について、20代~40代の男女111人を対象に調査を実施。
- コロナ自粛中にマッチングアプリを使う機会は増えましたか?
- マッチングアプリで知り合った異性と、オンラインデートしましたか?
上記のような質問を元に、マッチングアプリを取り巻く現状を明らかにしました。
- 実地方法:WEBアンケート
- 調査エリア:日本全国
- 調査対象:マッチングアプリに登録した20代~40代の男女
- 調査人数:111人
- 性別の割合:男性(68人)女性(43人)
- 年齢の割合:20代(40人)30代(51人)40代(20人)
- 実地期間:2020年5月15日(金)~2020年5月22日(金)
これからは、コロナと共存しなければならない、withコロナ時代。
調査結果と共に、withコロナ時代とマッチングアプリについて見ていきましょう。
目次
コロナで異性との出会いが激減!70%が減ったと回答。
新型コロナウィルスによって、異性との出会いが減ったと答えた方は70%以上でした。
自粛中は飲み会なども開催しにくいですから、当然の結果と言えるでしょう。
しかし「全く異性と出会えなくなった」訳ではないようです。
今回の調査では、56.8%の人が4月上旬にマッチングアプリを登録しています。
緊急事態宣言が発令されたのは、4月7日。
つまり緊急事態宣言が発令されたタイミングで、マッチングアプリに登録している人が多いことが分かりました。
直接の出会いは減りましたが、その分マッチングアプリで出会う確率は高まったと言える結果が出ています。
コロナでマッチングアプリを使う機会が増えた人は75%以上
「自粛中にマッチングアプリを使う機会が増えましたか?」という回答に、「増えた」と答えた人は75%を超えました。
自粛中にマッチングアプリを利用する人は、どんな理由で使う機会が増えたのでしょうか?
アンケート結果と共に、見ていきましょう。
マッチングアプリを使う機会が増えた理由は?
「外出自粛で時間ができたから」と答えた方が57%と、1番多かったです。
その次に「外出自粛で寂しさを感じるようになったから」が並んでいます。
昨今、緊急事態宣言に伴って、テレワークを推奨する企業も増えてきました。
また自粛の影響で学校が休みになり、時間があり余っている学生もいるでしょう。
以前よりも移動時間などが減って負担は減りましたが、人に会えない分、寂しさを感じることも事実。
だからこそ寂しさを払拭するために、マッチングアプリを使う機会が増えた方が多いようです。
さらにコロナの影響で「将来に不安を感じるようになった」結果、恋活や婚活に本腰を入れた方も、少数ですがいました。
こう考えると、コロナは恋活・婚活市場であるマッチングアプリに大きな影響を与えていることが分かります。
人気のマッチングアプリは?「ビデオデート対応」アプリが人気な傾向
使用しているマッチングアプリについても、アンケートを取りました。
ダントツで人気だったのはペアーズで45%。次点でタップルが20%で並んでいます。
ペアーズとタップルは、国内でも最大級のマッチングアプリ。
コロナへの対策として、ビデオデート(ビデオチャット)機能がリリースされています。
どうやら「コロナ禍でビデオデートに対応したアプリ」に注目が集まっているようです。
オンラインデートをした人は少ない
オンラインデートを体験した人は、たったの16%。
オンラインデートはまだまだ発展途上にあると言えそうです。
「オンラインで話すことに抵抗を持つ人が多い」のが主な原因だと考えられます。
今までの恋活・婚活はオフラインが主流でしたから、無理もありません。
ですがオンラインデートをした人の感想を見ると「満足度が高い」回答が返ってきました。
もしかしたらあなたも、オンラインデートで新しい出会いを見つけられるかもしれません。
次の項目で、具体的な感想について触れていきます。
オンラインデートをした人の感想
オンラインデートをした人の感想では「オンラインならではの強み」が色濃くでていました。
- オンラインデートの方が話しやすく、普段よりも多くコミュニケーションをとる事ができた(30代/男性/会社員)
- 実際に会うよりもハードルが低く、安心した。待ち合わせで相手を探したりする手間もいらない(30代/女性/会社員)
- 顔を見ながらの通話なので、相手の感情伝わりやすかった(40代/男性/会社員)
- もし話してみて気が合わないと思ったらビデオ通話を切ればいいだけなので気軽に会えた(20代/女性/学生)
「知らない人と直接対面で話すのが苦手」
そんな人は意外と、オンラインデート向きかもしれません。
なぜなら画面を通して話している分、心理的負担が少なく、普段よりも素の自分で話せるからです。
そして実際に会うよりも「ハードルが低い」のが大きな特徴です。
「気が合わないと思ったらビデオ通話を切ればいいだけ」のように、オンラインデートの場合は気軽に異性と会うことができます。
オンラインデートをしなかった人の感想
では、逆にオンラインデートをしなかった人は、どんな感想を抱いたのでしょうか。
オンラインデートをしなかった方々の感想を、見ていきましょう。
- webカメラが苦手だから。恥ずかしい。(30代/女性/会社員)
- リラックスしすぎて、普段の癖が出てしまわないか心配です。(20代/男性/会社員)
- 自分の顔が見えるのがイヤ(40代/女性/会社員)
webカメラに慣れておらず、自分の顔を見ながら話すのが嫌な人が多かったです。
確かに普段は自分の顔を見ながら話しませんから、慣れないのも無理はありません。
ですがもしオンラインデートをしない理由が「自分の顔を見ながら話すのが嫌」なだけなら、ZOOMなどの「自分の顔を見ないで話せる」WEBサービスを使うのもいいでしょう。
オンラインデートはその後の出会いに繋がる可能性が高い!
オンラインデートをした男女の77%が、自粛解除後に会う約束をしたと答えています。
自粛解除後に会う約束をした理由を見ていきましょう。
- オンラインだとおツマミを自分で用意しないといけないから「今後は美味しいもの食べに行こうか」と自然に次に繋げられた(30代/男性/会社員)
- 顔を見て話したら相性が良い気がしたので、次は実際に会いたくなりました(20代/女性/会社員)
- どんな人かわかったから「次はリアルで会ってもいいかな」と思えた(20代/女性/学生)
マッチングアプリでは 「実際に会うまでのハードルが高い」とよく言われます。
「会うまでどんな人かお互いに分からない」のが原因ですね。
そんなマッチングアプリにおいて、オンラインデートは「会うハードルを下げるクッション」になっているようです。
withコロナ時代では「オンラインで出会いを探す」のが大事になる?
「コロナ自粛でマッチングアプリ使ってる人もいないだろうし、どこで出会いを探せばいいんだろう…」
こんな風に、恋活・婚活を諦めていた方もいることでしょう。
ただ実際はコロナ自粛で人と会いにくいからこそ、「寂しさからマッチングアプリを使う機会が増えた」人が多いようです。
またオンラインデートは、話題になっているにも関わらず、それほど利用者がいないのが実情でした。
「自分の顔を見る必要がある」などの、心理的なハードルが高いのが原因です。
ですがオンラインデートを試した人の感想は、「気軽に楽しめた」など好評でした。
もし興味があるのなら、一度やってみる価値は十分にあるでしょう。
気軽に人と会えなくなった、withコロナ時代。
今後はオンラインデートなどを駆使して「人と直接合わずに、ネット上で出会いを探す」のが、大事になってくるかもしれません。